寄居町では6月下旬から連日猛暑日が続き、この暑さを避けるため先日湯の丸高原へ出かけました。ここは海抜 2000mもあり、群馬県と長野県の県境に位置していて、高山植物の宝庫として知られています。また、かつてアキアカネの活動適温を調べる研究が行われた場所でもあります。我が家から車で 2 時間ほどで行け、駐車場からあまり歩かないでお花畑を見ることが出来ると聞きました。そこで、避暑とアキアカネの調査を兼ねて、7月2日に日帰りドライブを決行しました。

きっと夥しい数のアキアカネが見られると期待し、リフトに乗ったり、湿原を散策したりしたのですが、見かけたアキアカネはたったの2匹!でした。そういえば、昨年の夏に榛名山へ出かけた時も、あまりのアキアカネの少なさに驚いたものです。ただ、昨年は天気が良くなかったので、そのせいで少なかっ たのだと思いました。しかし、今回は快晴で気温も27度ほどありました。この時期、山へ行けばアキアカネが無数にいるというのが、トンボ愛好家の常識です。最近アキアカネが激減していることは広く知られており、だからこそ当会でも、アキアカネの復活に取り組んでいるのです。とはいえ、秋になれば寄居では普通にアキアカネが見られます。この少なさは尋常ではありません。本当にいないのか、今回は時期が早すぎてまだやって来なかっただけなのか、8月に再度確認するつもりです。

数年前にはたくさんいた那須や日光などの高原地帯では健在なのか、こちらでもいなくなっているのか、確認したいところですが、そんな時間も体力も、お金もありません。

そこで、皆様にお願いなのですが、この夏に標高が 1500m以上の高山や高原へ出かけたら、アキアカネがいるかどうか教えて頂きたいのです。「たくさんいた」、「少しいた」、「全くいなかった」、の3ランクに分けて教えていただけると有難いです。少しいたというのは、合計で 10 匹前後、たくさんいたというのは、あちこち目に付く数で、数十匹以上を目安にしてください。アキアカネと言われても、どんなトンボか分からないという方も多いと思います。しかし、高原で夏にオレンジ色をした赤トンボはアキアカネだけだと見て、ほぼ間違いありません。赤トンボがいたかどうかを教えてください。皆様から情報が寄せられましたら、今年の赤トンボ調査報告書にまとめたいと考えています。ぜひよろしくご協力の程をお願いします。

なお、当日の湯の丸高原では、ヒオウギアヤメ、ヤマオダマキ、ゴゼンタツバナなどが咲いていましたが、少し時期が遅かったようでした。しかし、高山植物の女王と言われるコマクサは見頃で、見晴らしのよい景色をバックにした美しさに感動しました。

アキアカネは少なかったが、コマクサはたくさん咲いていました