6 月 30 日に恒例のワンダースクール主催の「暗闇体験とホタル鑑賞会」を行いました。
参加者は16家族 49 名でした。
このホタル鑑賞会は寄居町各地で 30 年近く行ってきたのですが、年々ホタルの発生が減少しており、ここ 10 年ほどは末野のトンボ公園での開催となっています。この場所にはゲンジとヘイケが同時に見られるのですが、個体数の減少は著しく、ここ数年はホタルより参加者の方が多い状況が続いています。このため、数年前からワンダースクールに、ほかにもっとホタルが見られる場所を探して欲しいと頼んでいます。代表の太田さんによると、ホタルの生息場所はたくさんあるのだが、車を 10 台代以上置けるスペースがあって、幼児でも歩いて鑑賞地まで行け、かつ真っ暗闇が体験できる場所は、なかなか見つからないとのことです。このため今回も末野のトンボ公園で行うことにしました。ただし、この公園は 30 年前から耕作放棄地を「寄居町にトンボ公園をつくる会」が借りて、定期
的な草刈を行って、環境保全に努めてきたのですが、会員の高齢化やイノシシ被害、借地代の負担など諸般の事情で、閉園することになりました。このため、今年は集合場所をトンボ公園ではなく、円良田湖の駐車場に変更しました。また、今回のホタル鑑賞会にあわせて、トンボ公園をつくる会の皆さんが草刈を行ってくれました。ホタルの発生時期と発生量は、環境が良くてもその年の気温や降水量で異なります。特に今年は春に水量が少なく、羽化期である6月が高温で推移したため、当日ホタルがでてくれるか心配でした。そのため 3 日前に下見をしたところ、わずかですがゲンジとヘイケが見られました。「ホタルがゼロでなければ良し!」との大田さんの判断で実施に踏み切った次第です。前日は最高気温が 37.5 度になり、当日はその暑さが尾を引く蒸し暑い日となりました。肝心のホタルですが毎年比較的発生の多い「はぐくみ園」の隣りのゾーンはわずか 2~3 匹のゲンジが見られただけで、こんなに少ない年は初めてす。その激減ぶりには落胆しました。やはり草刈頻度が減り背の高い草が密生したことや、雨が少なく干上がってしまう場所が多かったことが原因かもしれません。しかし、駐車場の近くのゾーンではヘイケが数匹とゲンジガ 20 匹ほど見られました。ここはイノシシが踏み荒らすため、草が生えなかったのが良かったのかもしれません。参加された方の中には、子供だけではなく大人も、生まれて初めてホタルを見たという方もおられ、その光の強さに驚き、感動されていました。
「来てよかったね」という親子の会話を聞き心底安堵しました。私も毎年見ていますが、暗闇の中をユラユラと光を点滅して飛び交う光景は、何度見ても幻想的で感動します。しばらくホタルを楽しんでから暗闇探検の場所であるの山道に向かいました、天気がよく星がきれいで満月に近い明るい夜空だったのですが、杉林に囲まれ、木々で空が覆われると、真っ暗になりました。まさに一寸先は闇の状態で、こんなに暗いのは私も初めての経験です。幼い子供たちは口々に「こわいよ・こわいよ」と訴えていました。
大人の私でも怖いと思います。この暗闇の中をホタルが光ってくれることを期待したのですが、1匹か2匹が光ったような、そうでないような、という状況で期待はずれでした。それはともかく、今年も少ないながら 2 種類のホタルが見られ、案内役の私としては胸を撫でおろした次第です。
参加した子供たちが、大人になった日に今日のホタル鑑賞や暗闇の怖さを懐かしい思い出として心に留めて欲しいと願います