長く暑かった8月が終わり、何とか今年も夏を乗り切ることができました。今年の夏は平成に入って最も暑かったそうですが、このような酷暑が今後は普通になるような気がします。命の危険があるような 高温が何日も続く、エアコンを使用しないと死ぬ恐れがある、というのは尋常なことではありません。ま た、各地で水害や地震など自然災害に見舞われました。このような状況を経験すると,我が身もいつどう なるか分からないとの思いが募ります。

ところで、当会は今年で設立3年目ですが、代表兼事務局兼会計の私が70歳となり、これらを引き継 いで下さる方がいない状況ですので、この先いつまで活動を継続できるか見通しが立ちません。例え活 動を継続する体制が整ったとしても、いつどうなるか分かりません。計画性がないとお叱りを受けるか もしれませんが、一日一日、一年一年を精一杯やるしかないと思います。さて、5月の総会で承認された 今年度の事業計画は3ページの表のとおりです。現在その計画がどこまで進んでいるのか、計画を変更 する必要があるのか、以下現在の状況を事業内容ごとにお伝えします。

認定事業者の要件を満たすグループホームの開設に向けた情報を収集

これまでの情報収集により、認定事業者としてのグループホームの開設は困難と判断しました。理由は 1)経済的な面、2)事業主体たる当 NPO 法人の運営の継続が見込めないこと、3)無認可でもグループ ホームとしての機能を果たすことができることです。

知的障害者が暮らす場としての「いこいの家ノア」の運営

この事業により上記のグループホームをやっていきます。ただし、経済的、人的な理由により長期的 な運営の見通しは立っていません。しかし、現在このホームで生活している若者が2名いますので、ホ ームが潰れても代わりの住まいを見つける責任があります。今から長期的な住まいについて検討する ことにします。

里親サロンの開催・里親支援に向けた検討会の開催・成人した里子の悩み相談会の開催

この事業は当会発足以前から実施しており、今年度も予定通り行っています。これまでの話し合いの 中で交された当事者の声を、行政にも届けるべきだと考え、別項で述べるように、埼玉県こども安全課 に文書を提出することにしました。

アキアカネ復活のための調査・ビオトープ池の管理

今年度が最終年として調査中です。アキアカネばかりではなく、ウスバキトンボの情報も全国から収 集しており、来年1月末を目途に報告書を発行する予定です。最終報告書ですので、今後の調査の参考 に供するため両種の文献リストも付ける予定です。

一方、ビオトープ池は2000年の造成以来今年で18年目になります。これまで草刈等の管理と生物調査 を行ってきましたが、今年度で地主さんにお返しすることにします。地主さんからは草刈等の管理を行 うとの約束で、これまで無償でお借りしてきたのですが、当会が管理を引き継いでからは新井しか管理 作業を行う者がおらず、来年度以降の管理が困難と判断したためです。加えて年月の経過に伴い環境の 劣化やイノシシによる池の破壊があり、ビオトープとしての機能も低下してしまったためです。今後は ノア通信24号で提案したような水を満たした容器を設置する簡易なビオトープでの生物誘致を実施す ることにします。

なお、ビオトープ池は池を埋め立て、平らに整地してお返しする必要があります。その作業は業者へ 委託することになりますが、経費は予算に計上していませんでしたので、経費の調達が課題となりま す。

里山体験プログラムの実施・里山の恵みを分かち合う体験プログラムの実施

本事業は予定通り実施中です。里山体験プログラムはワンダースクール主催の事業のお手伝いという 形で行っています。来年度も実施するかどうかは、ワンダースクールの代表者と相談の上決めたいと考 えています、里山の恵みを味わうためのフィールドとしてのノアの畑は来年も維持する予定です。

会報ノア通信の発行・ホームページの更新

本事業も予定通り実施しており、ノア通信の最近号や活動状況はホームページで閲覧出来るようにし ています。

ところが、検索サイトを「NPOノア」で検索すると、いくつかの他県のホームページが出てきて、な かなか当会にたどり着けないようです。https://npo-noah.org/と入力しても同様です。皆さんにた くさんホームページを閲覧していただくと、容易に検索できるようになるそうです。必要がなくても閲 覧して頂き、閲覧回数を増やすようご協力の程をお願いします。

以上述べたように現状は概ね計画通り事業が進捗しています。また、本年度でグループホームの開設 事業の中止とアキアカネの復活のための調査が終了しますので、次年度は自立困難者の就労及び生活支 援活動に力点を置く予定です。