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アキアカネとウスバキトンボの調査報告書(最終報告)

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アキアカネとウスバキトンボの調査報告書(最終報告)

アキアカネとウスバキトンボの調査報告書(最終報告)が完成しました。
本レポートは100ページ余のボリュームとなりましたので、PDFファイルにて提供いたします。
以下のリンクより、ダウンロードしてご覧ください。

アキアカネとウスバキトンボの調査報告書(最終報告)

以下に、レポート前文を掲載します。

アキアカネとウスバキトンボは日本を代表する赤トンボですが、西日本と東日本では代表が異なっています。西日本での赤トンボの代表はウスバキトンボで、盆トンボ、精霊トンボとも呼ばれ旧盆の 8 月に多い夏のトンボです。一方東日本での赤トンボの代表はアキアカネで、秋の到来を告げるトンボです。両種は分類学的には異なっていますが、ともに非常に個体数が多く繁栄しているトンボで、水田を主な発生場所としていることや、移動分散性性が大きいなどの共通点があります。

ところが、最近アキアカネが全国的に激減し、一部地域では絶滅が懸念されるほど減ってきた事実が明らかになりました。その主な原因としてネオニコチノイド系殺虫剤の育苗箱施用が重要視されていますが、他の減少要因も指摘されています。

ウスバキトンボについては、東南アジア方面から日本に飛来し、その後世代を繰り返して北上し、全土に広がるとの考えが定説となっていますが、その説の根拠となるデータが不十分であり、全国レベルでの詳細な調査が必要な状況にあります。加えてウスバキトンボも水田依存種であることを考えると、今後アキアカネのように激減する可能性も危惧されます。

そこで、当会の前身である(特非)むさしの里山研究会では、2015 年~2018 年の 4 年計画でアキアカネの復活に向けた試みと、ウスバキトンボの移動分散等の生態解明を目的とした全国調査を実施しました。2015 年~2017 年度の調査結果は先に報告書として刊行しましたのでここに 2018 年度の調査結果を報告するとともに、今回が最終報告書をとなりますので、これまでの成果をもとに、アキアカネ復活に向けた試案と、ウスバキトンボの移動分散についてのまとめを行いました。異論もあるかと存じますが、一つのたたき台として参考にしていただければ幸いです。

2018 年も多くの情報が寄せられましたので、本書ではそれらも可能な限り全て掲載することにしました。このため、論文形式のものから数行のコメント、調査結果の表のみのものなど様々で、統一性のない報告書になってしまいました。そこで、少しでも統一するため、原則として論文形式で寄せられた原稿を本編、それ以外の情報を資料編として収録しました。また、今後の調査の参考に供するため、アキアカネとウスバキトンボの文献目録も収録
しました。

これまでの 4 年間の調査では大変多くの方々にご協力を頂きました。調査を終えるに当たり、これまでの調査にご協力くださったお一人おひとりに心から御礼申し上げます。とくに本書の取りまとめに際し、丹念に草稿を読んで有益なアドバイスを下さった松木和雄さんと、厄介な編集作業を全面的に引き受けてくださり、完成原稿まで仕上げてくださった野中俊文さんに心から感謝申し上げます。みなさま本当に有難うございました。

お気軽にお問い合わせください TEL 048-581-4540

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